整膚とリンパドレナージュのお家サロン” be glad* ”

整膚との出会い

「土を耕すように、人を耕せ」

 

この一言で、整膚の技術を取得しようと、決心が固まりました。

それだけ心に響いた言葉でもあり、整膚の信念の一つでもあると思います。

 

 

どうしてこの言葉が響いたのか

 

 

整膚とは、どういうものかをお伝えする前に、この巡り合わせについてお話しさせていただきますね✨

純粋に “整膚” のことをお知りになりたい方は、遠慮なくすっ飛ばしてください(笑)

 

 

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私は出産までの15年を、普通のOLとして、建設業の会社で勤めてきました。

マッサージやエステなど、人の体に携わる仕事は、一切したことがありません。

むしろ受けることが好きで、施術する側になるとは、考えたこともありませんでした。

 

子供の手が少し離れた頃に、新しいことを始めたくて、知り合ったリンパドレナージュの先生に師事し、最初はドレナージュの技術を習得しました。

 

最初は、本当に興味本位。

 

「こんなことができたら、素敵だなーっ」と思う程度の気持ちからのスタートです。

 

その先生は、ママ友経由で知り合った、同世代のママ。

先生の雰囲気はとても優しく、大きく緊張することもなく、楽しく研修を受けていました。

そんな中でしたが、先生はとても大切なことを教えてくれました。

 

『その人の体に添わせる』

 

リンパドレナージュというのは、リンパの流れを改善して、体の不調を取り除こうとするもの。

肌の上を優しく包み込むように掌が動かして、滞ったリンパ液を流していくのが、ここで習ったドレナージュの技法です。

単純に“体に添わせる”と言われれば、体のラインに添って掌を動かしていくという意味なのだと、最初教えてもらった当初は思っていました。 

 

それだけじゃありませんでした。

 

その人の、

体の不調の症状や

心の状態など、

その人自身に

添わせていくとこだと、教えてもらったのです。

 

 

大袈裟に感じる方もいると思います。

 

  

でも想いは、

施術者の掌から、その方の体へと、伝わっていきます。

 

 

“痛みを和らげてあげたい”

 

“このコリをどうにかしてやりたい”

 

“少しでも癒しになるといいなぁ”

 

 

相手に対する小さな心遣いは、発する言葉にも現れてきます。 

もちろん態度にも。

 

(それを体感するのは、実はもう少し先のお話しです。)

 

 

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そして半年の時間を費やして、なんとか実技・筆記の試験をクリア!!

 

リンパ・ドレナージュの試験を合格した際、先生の師匠から、施術者としての心構えとして、厳しいお言葉を頂きました。

 

「今回あなたははじめての試験で

   85点で合格したけれど(80点以上合格)、

   例えば79点で不合格だった人は、

   必死で練習して、

   次の試験に臨むよ。

 

   その人が95点で合格したら、

   技術者としての出発点は

   その人の方が上になるね」

 

一度で合格したことは、大したことではないと言われました。

 

続いて、

 

「合格したから、

   あなたは“技術者”になったんだよ。

    

   今までは“合格”がゴールだった。

  

   目標が変わったから、

   極端なことを言うと

   別の人間になったんだよ。   

 

   これからは技術者として、何を目標にする?

   これを真剣に考えてね」

 

 

優しそうに微笑まれて、そう言われました。

 

 

調子に乗ってしまう私への、戒めであり、技術者として決意を定めろということだと思います。

 

 

あの時点から目標は、私や環境が変化するごとに、少しずつ変化してきています。

それは、至極自然なことだと思っています。

でも決意の根本は、あまり変わっていません。

 

 

  『その人に添った施術を』

 

 

 単純です。

が、これに尽きます。

 

  

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ドレナージュの資格を習得してから、少しして、あるチャンスが舞い込んできました。

新しくオープンする美容院の、スパニストを募集しているからどうかと、お話しを頂いたのです。

 

修得した技術や知識を活かすことができる!

 

すごく嬉しかった~✨

 

技術は、「この店の技術でお願いします」と言われました。

けれどその講習は、お店が用意するということでした。

本当に有り難いお話です。

 

 

仕事はそこで、およそ1年半ほどお世話になりました。

 

 

そこでの経験が、整膚へと繋がっていきます。

 

 

この仕事をしていた時に、私が求めた技術とは

・場所や設備を、なるべく必要としないこと

・しっかりと人体を勉強されていて、医療機関と連携が取れていること

 

 

リンパドレナージュは、医学博士の監修がありました。

実際に、看護師さんが習いに来ていた実績もあります。

 

でもお店の技術とは違っていました。

 

その違いに苦しみました。

最初に教えてもらった知識と、他の知識に基づいた技術。

それでも、仕事だからやらなきゃいけない。

 

 

苦痛でしかありませんでした。

 

だからこそ、その間、別の技術を探し始めたのです。

 

そこで巡りあったのが、整膚でした。

 

 

 

  

 

でも、

新聞で見つけた整膚の記事は、本当に怪しいと思わせるものでした。

 

だって、

「シミ・シワ、ガンにも効く!」

って書いてあるんですよ

 

怪しいと思いますよね(笑)

 

 

何度も目にするうちに、気になり始めます。

 

 

どうしよう…

 

 

話を聞くだけ、聞きに行こうか…

 

 

でも、囲い込みとかあったら、私に断れるかなぁ…

 

 

講演会の開催されるビルに、その当時、旅券センターが入っていました。

人通りはそれなりにあると推測されます。

「助けてくださーい!」

って大声で叫べば、誰かが助けてくれるだろう。

そんなことをまでシミュレーションして、行ったことを思い出します(笑)

 

 

でもそんなこと、考えるまでもありませんでした。

 

 

講演会では、本当に入り口である、基本的な知識を教えてもらえました。

わずかな時間でしたが、整膚を体験することもできました。

懲りに固まった私の肩は、一回の体験施術では、あまり変化を感じることはできませんでしたが、疲れ目が酷いとお話ししたところ、まぶたの施術で驚きの反応がありました。

 

目を閉じての施術の後、目を開いてみると、視界が明るいんです

 

視界がクリアになって、今までの風景と明らかに違います。

 

 

 

これは、スゴいっ!

面白いっ✨

 

 

 

そんな気持ちでいっぱいになりました。 

その先にある、不思議な現象が気になります。

「この先の知識を身に付けたい!」と強く思えました。

 

 

講演会が終わってから、整膚学園の蔡先生とお話しすることもできました。

 

家族の応援がないと、講習会に参加できないこと。

一介の主婦パートなので、一括で講習費を支払うことが困難であること。

少し生々しい内容も、親身になって話を聞いてくださいました。

 

その優しさに甘えてしまい、ついつい今の仕事に話もしてしまいました。

今の仕事の技術に疑問を持ってしまい、悶々と仕事をしていることを、正直に話しました。

今思えば、その時の不満を聞いて頂いただけだと、恥ずかしさでいっぱいになります。

その話を聞いてくださった蔡先生が、整膚学園の機関誌を持ってきてくださいました。

 

「ここに、あなたみたいに悩んで、ここへ来た人の話が掲載されていますよ。

よかったら、読んでみて」

 

そこには、鍼灸師さんの体験談が掲載されていました。

フィールドは違えど、同じ悩みの方がいるんだなーっと思うと、なんだか少し気持ちが楽になってきます。

 

 

帰りがけには本に、蔡先生からサインを入れて下さいました。

その時私は、何故先生がサインを入れてくれたのかが分かりませんでした。

中国の文化の一つなのかなーっと(笑)

今となっては理解が出来ます。

私の宝物です。

この日からのスタートだという証明なんです。

 
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その日に、入校の返事はせずに、いったん家へと帰りました。

家族に相談しなければならないからです。

頑張って家族を説得して、承諾してもらえました。

思ったよりすんなり理解してもらえて、ほっと一安心。

 

  

それから美容院で仕事をしながら、半年ほどをかけて、整膚師も合格することができました!

自宅に合格証書が送付されてくるのですが、それを受け取ったとき、大きくガッツポーズをしてしまうほど嬉しくて、近くで見ていた子供たちが「おかあさんがあんなに喜ぶのを初めて見たーっ」って言われるほど(笑)

 

 

合格から数か月の間、美容院で働いてから、いざ独立!

 

美容院で仕事をしていた間は、いろんなストレスを知らないうちに抱えていたらしく、独立後にバラエティ番組を見ていた時、子供たちと大きな声を上げて笑えている自分に気づきました。

なんだか自然に笑えるんですよ、不思議と。

それだけ、自分の中の何かを押し殺して、生活していたのだなーと思われます。

 

 

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さて、冒頭の「土を耕すように、人を耕せ」の一文ですが、これは最初の講演会にて蔡先生からいただいた機関誌に掲載されていたものです。

 

美しいけれど、力強い言葉だなと、心に響いた言葉でもありました。

 

今までエステやマッサージのコマーシャルやコピーなど、いろんな宣伝文句を見てきましたが、こんなに単純で、腹に落ちるほど納得した言葉はありませんでした。

これなら私にも、健康のお手伝いができると思えるほど、奮い立たせられます。

 

整膚の書籍 ”整膚論” などにも、いろんな表現を変えて、何度も出てくるのですが、いつかの講習会の中で、

 

「種を撒いて、芽吹かせようとする時、

 その土を踏み固めますか?

 

 硬くなった土を掘り起こして、

 空気を入れ、

 養分も入れ、

 柔らかくしてから種を撒くでしょう?

 それと人の体も同じ。

 

 優しく耕してみてください。

 健康の芽が、芽吹いてきますよ」

 

と、おっしゃっていたのが、私の中のキラーフレーズをなっています。

本当に、素敵な言葉です~っ

 

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長々と、私の「問わず語り」にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

次回からは少しずつですが、本題の ”整膚” について書いていこうと思っています!

どうぞ、よろしくお願いいたします♪